箱根の曹洞宗福寿院

曹洞宗福寿院は、昭和51年に宗教法人として設立した足柄下郡箱根町にある寺院です。

曹洞宗福寿院では檀家を募集、また無檀家の方向けの葬儀の手伝いをしています
箱根湯本にある曹洞宗福寿院

寺院のある箱根町湯本茶屋(小名観音沢)は、古くから観音澤・観音沢と呼ばれ、新編相模国風土記稿では、「(湯本茶屋)観音坂 海道の西方に在、登り二町許、此邊を字古堂と唱ふ、古観音ありし故の名と云、板橋村の傳には、村内地蔵堂、昔當所にあり、故に古堂の名ありと云」と紹介されている地です。

福寿院は、現住職が曹洞宗大本山永平寺で修行していたところ、当地にあった観音堂の再建を任され、昭和51年現住職が宗教法人大慈悲山福寿院として設立したといい、無檀の地で檀家を増やすべく努力なさっておいでです。

本堂向かって右側には媽祖菩薩を祀ってあります。
媽祖菩薩は、航海の守護守として、台湾や福建省など中国南部で篤い信仰を受けているといいます。
福寿院の媽祖菩薩の上に掲げられている扁額「聖徳来傳」は、李登輝元総統の書になるそうで、除幕式には台湾の関係者も数多く参列されたそうです。

また、宗旨宗派を問わず、なるべく多くの方に集ってもらい、悩み事があれば一緒に解決のお手伝いをしたいということで、無檀家の方の葬儀・法事にも積極的にお勤めいただいているとのことで、「一番ご満足いただける葬儀になるよう精一杯お勤めさせていただいております」とのことです。